どこまで行ってもボンボンやな
- 2014.06.03 Tuesday
- 11:21
JUGEMテーマ:日記・一般
たまたまつけっぱなしになってたチャンネルで、『ボンボンお嬢と呼ばないで』っていうのをやってまして。まあ、ついつい見てしまったのですが。
番組自体の内容は、まあ措くとして。
番組の中で、芸能界のボンボンとして出演していた月亭八光さんが言った言葉が印象的で。
大体のところを言うと、「親というのは間違ったことを言わない。アカンことはアカン、えいことはえいと、ホンマのことを言うてくれるのは、親だけ」ということなんですが。
はああああ(溜息)そういうことを言える時点でまったくのボンボンであり、脱ボンボンなんて無理、一生ボンボンから抜け出せないよね、と思いました。
世の中には、間違ったことを言う親はいくらでもいて、「あんたのため」と言いながら、結局は自分のためだったり、あるいは自分の価値観を押し付けてるだけだったりする親の方が多いわけ。
うちの親もそう。直接「あんたのため」とは言わなかったけど、たとえば「歴史なんか(大学で)勉強しても先生にしかなれん」とか言われて、先生にだけはなりたくなかったわたしは、歴史が大好きだったけど、進学先には選べなかった。
そういうのの何が恐ろしいかって、実態は親にそう仕向けられてるのに、自分では、『自分の意志で選んだ』と思ってること。わたし自身、親との関係が壊れ、というか実は元々まともな親子関係じゃなかったことに気づいて初めて、進学先や専攻を自分の意志ではなく、親の価値観に沿って決めていたことに気付きました。自分が本当にやりたかった事は全然違うものだったのに、親の価値観に沿って、無難な選択をしてた。
子のためを思わない親はいない、とか、親は子供にとって一番いいことは何かを考えていてくれるんだから言うとおりにしてたらいい、とか。よく聞くけど。そんなの、親側の勝手な言い分ですからね。子供に対する愛情のない親はいない、とか言える人は親に恵まれてる人だけ。自分自身に対する愛情しかない親なんていくらでもいるから。それを「子供のため」って言葉を隠れ蓑に押し付けてるだけの親なんていくらでもいるから。騙されたらダメ。